湘南で寄り道・・・むくろじ2
ムクロジの実は、袋状の果皮の中に、まっ黒な堅い種子が一つ、ごろんと入っている。
袋の口にあたる所が円形に平らで、そこだけ皮が薄いので、ここを上手にはぎ取ると笛になる。
ヒョンノキの虫のこぶや、ツバキの実に穴をあけた笛とちがい、コロコロ転がる種子が入っているので、うまく吹くと交通整理のお巡りさんの笛になる。
「ピリピリピリー」とびっくりするほどの音が出る。
吹き飽きたら果皮を破り、まっ黒な種子を出して、鉄槌で思いっきり叩いてみると、割れるどころか、鉄槌は思わぬ反動ではね返されてしまう。
ムクロジの種子は、羽根つきの羽の黒い豆で、果皮は石けんの代用として使われた。
湘南地方のムクロジの仲間は、他にない。